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今日も平戸で庭ぐらし 萎凋茶(いちょうちゃ)
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    珍しいお茶を頂きました。

     

    「萎凋茶」というお茶です。

    「萎凋」の「萎」とは、しおらせること、「凋」は、なえてしまうこと。

    「萎凋茶」は、摘んできたお茶の葉を、普通日本茶の場合蒸して加工をするのに対し、1日放置してしおらせて加工したお茶。

    ちょと、珍しいお茶ですね。

     

       

     

    見たところは、普通の日本茶のようです。

    針のようにまっすぐでないのは、九州独特の製法によるもの。

     

    香りは、香ばしいような、紅茶を思わせるような香り。

    どんなお茶だろうね!

     

       

     

    こんなお茶でした!

     

    煎茶のように、70度くらいまで湯ざまししたお湯で淹れてみました。

     

    台湾の阿里山・烏龍茶(中国茶の中でも極上のお茶)を彷彿とさせるような香りとお味。

    お茶だけを出されたら、阿里山・烏龍茶と思うでしょう。

    いやいや、びっくり。

    しかも、3煎までしっかりと頂けました。

     

    このお茶は、伊万里市山城の山深いところで無農薬のお茶づくりに励んでいる「横田茶園」製。

    「横田茶園」の玉緑茶(煎茶のようなお茶)と茎茶は飲んだことがあり、穏やかというか優しいお味のお茶なので、いつか訪ねてみたいもの。

    そう思いながら、随分と山の方らしく(ゼンリンの地図で見てみた)、まだ叶わずにいます。

     

    日本茶は、「やぶきた」を始め改良が進み、お茶ファンの嗜好が多様なお茶を求めることもあって、今や、いろいろな品種のお茶が作られています。

    しかし、品種だけがお茶の味わいの差別化をもたらしているのではなく、栽培される地域の土壌、気候、そして作り手の「手」が大きく作用していると言われています。

    ワインで言うところの「テロワール」ですね。

    そういう意味で、このお茶を作っている「横田茶園」は、山間部にあり、自然の力をお茶づくりの「力」に取り込んで、よいお茶づくりをしている思います。

    農薬、化学肥料を使わないのですから実際には大変なご苦労の末、と推察していますが、お茶を入れたパッケージからも伝わるように、作り手の優しさがお茶の味にもちゃんと現れているよう。

    よいお茶に巡り合いました。

     

    横田茶園のHPは、こちら

     

     

     

     

    今日は、このシーズン1番の冷え込みになりました。

    平戸でも雪がひらひらと舞いました。

    この寒さ、しばらく続くようですので、皆様どうぞお風邪など召しませぬように。

     

    | お茶の間 | 18:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
    今日も平戸で庭ぐらし 日本茶の後継者
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      先日佐世保で開催された「全校お茶まつり長崎大会」に先立ち、大村市でお茶の品評会が開催されました。

       

      煎茶、深蒸し煎茶、玉露、玉緑茶など8種のお茶について出品され審査されました。

       

      玉緑茶(たまりょくちゃ)は、長崎、佐賀を中心に九州一帯で作られているお茶です。

      クリっと曲がっているのが特徴で、味や香りは煎茶とあまり変わりはないのですが、九州のお茶として親しまれているものです。

      正式には、蒸し製玉緑茶、といいます。

       

      この蒸し製玉緑茶部門で1位2位は東彼杵、3位は佐世保市世知原でお茶を作っている若い生産者が受賞しました。

      玉緑茶に出品した135生産者の中の1位、2位、3位がすべて若い人たちであったことに、これからのお茶の未来を感じたことでした。

       

      上の6種類は、東彼杵の6人の若い生産者が協力しながら高品質のお茶づくり目指しているグループのもの。

      とてもおしゃれなパッケージです。

       

         

       

      裏には、生産者の写真と思いが綴られています。

      6番(右端)は、品評会で1位を取った尾上さんのお茶。

      「努力、手間暇を惜しまないお茶づくり」を目指しているそう。

      若い生産者の強い思いが伝わってくるようです。

       

         

       

      こちらは、世知原でお茶を作り、品評会で3位となった前田さんのお茶。

      パッケージは、こちらはシンプルながら重厚な佇まい。

       

      それぞれ、よいお茶を作り、そのお茶が引き立つように入れ物にも苦心をして。

      若い人なりの感性はとても新鮮。

       

      彼らの努力が報われるよう、日本茶が日本のみならず世界で評価されるよう、私たちも一生懸命サポートしたいと思うのです。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      | お茶の間 | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
      今日も平戸で庭ぐらし Tea Plus Market
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        昨日の「うーたん」のDM葉書もオシャレでしたが、今日ご紹介するTEA Plus Marketーティープラスマーケットのフライア―もそそられると思いませんか?

         

        11月11日(土)、12日(日)に佐世保市を中心に開催される「全国お茶まつり長崎大会」。

        同じ日程で、ハウステンボス・ホテルオークラのウッドデッキスペースにて、全国のお茶を一堂に集めたマーケットと今話題の「波佐見」を満喫できる「はさみストア」が合体したイベント。

         

        ワークショップでは、東京より「おちゃらか」のステファン・ダントン氏や、長崎県佐々町でお茶の有機栽培を先駆的に始めた北村誠氏(北村茶園)など、お茶ファンあこがれのレッスンが受けられます。

         

        tea & food market には、長崎県内で活躍中のレストラン・カフェが出店。

        プティ・タ・プティも土曜日のみですが、クレープを出すそうです。

         

        入場無料。

        雨天決行、荒天中止、だそう。

        11日の土曜日は、12:00〜19:00

        12日の日曜日は、10:00〜16:00

        時間が変則ですので、お間違えないように。

         

         

         

        日本茶(和紅茶なども含む)は、じんわりと、特に若い人々の間でブレイク中。

        海外でも、日本茶の価値を認める人が増えています。

         

        そういう明るい話題がある一方、日本茶はペットボトルのお茶で済ますようになり、急須の無い家庭が増え、日本茶はダメになるのではないかと心配されています。

        確かに、一時期に比べるとお茶の消費量は落ちているようで。

        一方で、ハーゲンダッツ、スターバックスがメニューに抹茶を取り込み世界的にヒットしたため、抹茶の人気はうなぎのぼり。

        生産量と消費量が合わず、どうなっているのか?と不思議に思うほど抹茶人気は高まっています。

         

        お茶の葉でお茶を入れるのには、ちょっとしたコツがあり、昔は特に学ばなくてもお爺さんお婆さんの淹れ方を見て育てば大体美味しいお茶が入れられたものでした。

        それがいつから途絶えてしまったのか。

        私の年代でも、美味しいお茶を淹れられない人は多く、ましてやその下の世代には伝わらず。

        だんだんお茶の美味しさは、身近なものではなくなってしまいました。

         

        お茶を作る人も、それでは気合が入らない。

        放置されるお茶畑も増え、日本の美しい景観としてのお茶畑が失われつつあります。

         

        でも。

        少し明るい光も。

        今回の「全国お茶まつり長崎大会」では、その光の部分を楽しめるのではないかと思っています。

         

        日本人の心の底に響くような美味しいお茶を体験するよい機会です。

        今年は、東彼杵のお茶が「蒸し製玉緑茶」部門の日本1となる農林水産大臣賞を受賞しています。

        そんなお茶にも出会える、お茶まつり。

        ご予定に、どうぞ加えてほしい、と思っています。

         

         

         

        | お茶の間 | 18:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
        今日も平戸で庭ぐらし 阿波晩茶
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          徳島県は、和三盆糖の産地なので、和菓子の銘店もいろいろ。

          あまり知られていないのが残念。

          せっかく美味しいお菓子が沢山あるのに。

           

          そう思うていたところ。

          お茶も、だった。

          ただしお茶の方は、徳島のみならず四国がお茶の興味深い産地。

           

          日本のお茶の産地と言えば、静岡、京都(宇治)、そして鹿児島。

          えっ?鹿児島?とおっしゃる方もありそうですが、温暖な気候のもと、お茶はすくすくと育つのです。

          そして特に戦後、アメリカの大規模農業を参考にして大規模茶園を作ったため、生産量では全国2位の生産量を誇っておりまする。

           

          さて、四国のお茶、でした。

          四国のお茶は生産量ではトップクラス、というわけにはいかないのですが、実は、特異なお茶の産地で、そういう意味では全国トップクラス、といってもよいのではないでしょうかしらん。

           

          今日ご紹介するのは、「阿波晩茶」。

          「番茶」と書いていたころもあるそうで、実際お茶としては、鄙びた日常のお茶なので「番茶」の部類に属するのかもしれませんが。

          それを、あえて「晩茶」としたのは、4月5月の茶の葉の新芽をそのまま成長させ、梅雨の終わりごろに摘んでお茶を作るところから、遅がけのという「晩」の字が使われるようになったとのこと。

           

          徳島県の那賀町と上勝町で作られています。

           

             

           

          作り方も、蒸したお茶の葉を揉み乾燥させて作る普通のお茶とは異なり、一旦蒸したお茶の葉を揉み、樽に10日〜3週間ほど詰めて乳酸発酵させ、そのあと乾燥させる。

           

          さて、そのお姿です。

           

             

           

          落ち葉、というか、枯れ葉のようである。

          「これがお茶か?」と妙に感動。

           

             

           

          お茶の葉を1掴み+熱湯をそこそこに。

          5分間、待つのだよ。

           

             

           

          水色(お茶の色)は、あまり濃くなく、黄色いお茶です。

           

          さてお味は?

           

          不思議なお茶です。

          お茶にやや乳酸発酵した酸味のあるお漬物を入れて飲んでいるような。

           

          農作業の合間に、やかんにたくさん作っておいて、喉が乾いたらごくごくと飲むと絶対美味しいだろう!というお味。

           

          好みですが、決して不味いものではありません。

          このお茶はカフェインがほとんどなく、飲んで眠れなくなることがありません。

          そして、乳酸菌が入っているので、飲み続けると、腸内環境の改善に大変よろしいそうです。

          故に、妊産婦や高齢の方、便秘改善を望む方に重宝されている、らしい。

           

          お茶の形態としては、かなり古くからのもの。

          よく伝承されていたと思えるほどです。

           

          四国には、碁石茶という団茶(かたまりになったお茶)の1種とも言えるお茶があり、この碁石茶も乳酸発酵茶です。

          お茶を乳酸発酵させるのは、東南アジアでお茶の食し方として好まれるのですが、ここ日本に、このようなお茶の製法がいつどのような経緯で伝わったものか。

          そして、すたれることなく飲まれ続けていることの不思議さ。

          大変興味深いお茶だと思いながら、飲んでおりますの。

          日本の庶民のお茶の根源的な飲み方は、このようなものなのだなァ、と感慨深いものがあります。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          | お茶の間 | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
          今日も平戸で庭ぐらし 僕が恋した日本茶のこと
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            「僕が恋した日本茶のこと」という本が、出版されました。

            ブレケル・オスカル著

            駒草出版 

            1500円(+税)

             

            日本茶ファンの間では、ブレケル・オスカルさんはよく知られた人です。

            日本茶の伝道師、といわれて人気沸騰中。

            スウェーデンの人です。

             

             

            スウェーデンの紅茶屋さんにあった日本茶を飲んでみたことがきっかけだったそうです。

            しかし、はじめはそれほど美味しいと思わなかった。

            紅茶と同じように、熱湯でしかもじっくりと淹れてしまったらしい。

            それでは、苦みや渋みの強いお茶だったことでしょう。

            「はっきり言って、一目ぼれではなかった」と。

             

            しかし、何回か淹れて飲んでいるうちに、苦みや渋みの奥にある好ましいものに気付いたのが、日本茶にのめり込むきっかけになりました。

            深く考察する性格をお持ちなのでしょうが、「御縁」だったのかもしれません。

             

            その後、日本語を学び、日本に留学し、日本茶インストラクターの資格を取り、茶業研究センターで修業をし、現在日本茶輸出促進協議会で日本茶を海外にPRする仕事についておられます。

             

             

            今、日本茶は、苦戦を強いられているのは、このブログでも再三書いている通り。

            日本茶は、いつの間にかペットボトルで飲むものになり、豊かな人生を紡ぐ飲み物としてはコーヒーや紅茶にとってかわられた感があります。

            日本茶に関わる人たちも、いろいろ努力と工夫を重ねていますが、なかなか結果が出せない。

             

            そのような中、オスカル・ブレケルさんは、小手先の工夫ではなく、しっかりと日本茶本来のよさを伝えることが重要だと述べています。

            外国の方だからこその見極めのよさ、でしょうか。

             

             

            この本は、著者の日本茶にかける思い、お茶にかけた人生の泣き笑い、これからの日本茶の展望、など。

            お茶にあまり興味のない方にも、結構楽しめる読み物です。

            でも、読み終わったら、日本茶、飲んでみようか、という気分にも。

             

             

             

            私は、ブレケルさんがお茶を淹れる時の立ち姿が好きで、ファンになりました。

            本の表紙でもご覧になれる通り、です。

             

            日本茶の業界は、実はあまり知られていませんが、よいお茶を作る努力をストイックに積み重ねて来た人たちの歴史の上にある、と言って過言ではないのです。

            だからこそ、すごい!というお茶も出来るわけですが。

             

            ただ、業界がまじめなだけに、融通が利かなくなっているのかもしれませんし、世界的視野を広げるところまで手が回っていなかったという現実も。

            その中で、ブレケルさんは、若く、国際感覚豊かで、少し違った視点から物を見ることができるので、がんじがらめだったお茶の世界を揉みほぐし、整理し直してくれるのではないか?

            そんな期待をオバサンとしては、表紙の写真を見ながら、うっとりと思い描いているのですよ。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            | お茶の間 | 17:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
            今日も平戸で庭ぐらし 水出し煎茶
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              日本茶をなかなか飲んでもらえない、という状況が続く中、夏の冷茶、水出し煎茶が好調なのだとか。

               

              急須のない家庭が増えているのは再三書いていることですが、日本茶、特に上級のお茶を美味しく淹れるのは、それなりの知識が要るため難しくてイヤ、と敬遠されている模様。

              わかるわかる。

               

              お茶は、熱湯で淹れると上手くいかないことがあります。

              苦みや渋みが出過ぎてしまうのですよね。

              お煎茶は沸騰させたお湯を少し冷まして入れる方が、うま味成分が抽出され、苦み成分はあまり出ないので、美味しく入れることが出来ます。

               

              じゃあ、どれくらい冷ましたらいいの?

              んん〜、面倒かもね。

               

              ところが、お水なら、時間さえかければ、苦み渋みは抑えつつ、旨味がじわっと抽出された美味しいお茶を入れることが出来るのです。

              これなら、誰でもできるよね!

               

              というわけで、水出しの煎茶、美味しいし簡単だし。

              暑い夏にぴったりだし。

              最近、ブームが来ている、というわけです。

               

               

                 

               

              平戸新町のお茶屋さんで、水出しによさそうなお茶を見つくろい。

               

              水出しのお茶は、何も水出し専用のお茶を買う必要はありません。

              普通のお茶でOK。

               

                 

               

              このお茶を求めました。

              裏を見ると、「玉緑茶(たまりょくちゃ)」と表示されています。

              これは、お茶の種類ですが、煎茶と同じです。

              煎茶はお茶の葉がまっすぐなのに対し、玉緑茶は、お茶を作る際、まっすぐにする製造工程を経ずに作られているのでクリっとした形をしています。

              長崎県、佐賀県周辺では、「玉緑茶」が多いと思います。

               

               

              夜、ポットに、お茶とお水をセットして冷蔵庫に入れ寝ます。

              翌朝、出来ている、という流れ。

               

              お茶の量は、1人分ティースプーン軽く山盛り1杯。

               

                 

               

              結構使うのだね、と思いになるかもしれないけれど、ここは外せないところ。

               

              お水の量は、1人分100cc。

              お水は、水道水よりペットボトルのお水の方が癖が無くていいです。

              ただし、ヨーロッパのお水は硬水なので、おいしくないかも。

               

                 

               

              我が家は2人分なので、お茶の葉2杯とお水200cc。

              これで完了。

              冷蔵庫へ。

               

                 

               

              翌朝。

              暑い1日になりそうですが、きりりと冷たいお茶を飲んで、さあ今日もがんばる!という気分になりまする。

               

               

               

              お茶は、お好みで。

              100g1000円くらいのだと、間違いない所ですが、もっとお安いお茶でも上手くいくかもしれません。

              ほうじ茶でも、OK。

              ほうじ茶は、かさがあるので、ティースプーンではなく大匙軽く山盛り1杯が1人分。

               

              ポットに残ったお茶の葉は、お湯を入れればもう1度、充分頂けます。

               

              ぜひ、お試しください。

               

               

              お茶の情報用に、カテゴリー「お茶の間」を作りました。

               

               

               

               

               

                 

               

               

               

               

               

               

               

               

              | お茶の間 | 18:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
              今日も平戸で庭ぐらし 日本茶
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                プティに行ったら、平戸夏香のタルトが出ていました。

                そういう季節になったのだね。

                毎年のお楽しみ。

                 

                さて、今日は、ケーキの話ではなく、日本茶のお話し。

                 

                今、けっこうブームが来ていると言われる日本茶。

                でも、日本茶って何?

                 

                生物学的な意味での日本茶、というのはありません。

                日本で作られたお茶が日本茶。

                なので。

                日本で作られた紅茶も日本茶、なんです。

                 

                今日のケーキには、世知原の鈴山翠豊園製のファーストフラッシュを。

                一般に和紅茶、と言われるもの。

                この紅茶は、1人当たりティースプーンに1杯のお茶を熱湯で淹れて3分間待っても、えぐ味も渋味もなく、美味しい。

                 

                 

                この紅茶を作っている鈴山さんのお宅に先日伺ったところ。

                白膏銀針という白いお茶を見せていただきました。

                これは中国のお茶。

                 

                   

                 

                シルバーニードルと言われるほどで、白い産毛のようなものに覆われています。

                 

                このお茶と同じようなお茶を日本で育てて、日本茶の製法で作られた白茶、というのがあるんだって。

                そのような話を聞いたのは、それから数日後のこと。

                 

                   

                 

                八女で作っています。

                ちょとお値段もいいのですよ。

                博多のデパートで求めましたけれど、店員さんが、このお茶のお味は少し変わっていますけれど、いいですか?とわざわざ念を押すので、余計、どのようなお味か興味津津。

                実は、初めて求めましたけれど、そぶりにも見せず、大丈夫分かっています、と言って求めました。

                もっとも、初めて買うと言っても、売ってくれないということはないでしょうけれど。

                 

                さあ、どんなお茶でしょうね。

                 

                   

                 

                「お茶がら」からお見せするのもなんですけれど、やはり、色の薄さが特徴的ですね。

                 

                   

                 

                淹れてみたところ。

                緑色というより、黄色いお茶でした。

                 

                店員さんの「お味が変わっている」というので、どんなか恐る恐る(?)口にしたところ、何の何の。

                変わっているどころか、玉露に近い大変結構なお茶でした。

                袋には、90秒で、と記載されていましたけれど、私の好みかもしれませんが、2分くらい置く方がよさそう。

                 

                お茶の葉の色からは想像のつかない、まったりと甘みのある、深いお味のお茶です。

                 

                 

                日本茶は、一通りのお味ではなく、お茶の種類、製法で、いろいろ。

                新茶の季節ですし。

                日本茶、今年は、丁寧に淹れてみるのを試してみませんか?

                 

                 

                 

                 

                 

                | お茶の間 | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
                今日も平戸で庭ぐらし 一ノ白昔
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                  平戸藩松浦家に伝わる茶道・鎮信流。

                  御宗家お好みのお茶として、松浦史料博物館の閑雲亭でも供されているお抹茶「一ノ白昔」。

                  とても美味しいお茶です。

                  八女の星野製茶園製。

                   

                  この「一ノ白昔」というお茶銘ですが。

                  どういう意味なのか、ずっと気になっていました。

                  白や昔は、製法の違い、あるいは薄茶濃い茶の違いによって「白」が使われたり「昔」が使われたりするもの、と思っていましたので、白昔、と一緒になるのには、何かわけがあるに違いない、そういう思いがずっとあったのです。

                  どなたかに尋ねてみよう、そう思いながら、ずっとそのままで。。。

                   

                   

                  先日から読んでいる桑原秀樹著「抹茶の研究」。

                  その中に、その由来に繋がる記述を発見しました。

                   

                  江戸時代の初期において、抹茶のもとになる碾茶(てんちゃ)の生産が許されていたのは、約50家の宇治のお茶師。

                  その中で、西村了以というお茶師が平戸松浦家の御用を勤めていました。

                  因みに、西村了以は、松浦家のほかに東本願寺の御抱え茶師でもありました。

                   

                  (そのあと、甲子夜話・巻44−11より)

                  鎮信流を始められた天祥公は、宇治の茶園に「一の畠」という茶を産する最上の土地があったので、それを買い求め、西村了以という茶師に与えてお茶を作らせた。

                  「一ノ」というのは、「一の畠」からであり、「白」は「畠」の上の部分。

                  「昔」は、上の部分と下の部分を分解すると「廿」と「日」に。

                  「廿」は二十を表します。

                  二十日とは、良質のお茶を摘むのに最適な日とされた。

                   

                  そういうことから、天祥公は、宇治からもたらされたお抹茶に「一ノ白昔」という銘を付け、お家のお茶事にお使いになられたのだそう。

                   

                   

                  そういうことだったのですね!

                  と、ようやく納得がいきまして。

                  何だか嬉しくて、御披露。

                   

                   

                  その後の西村了以についても、甲子夜話に記述があります。

                  子孫の方が貧困して茶園を人に売ってしまったけれど、甲子夜話が書かれたころ復旧されようとしている、と。

                  甲子夜話が書かれたのは、1821年から20年間に渡って。

                   

                   

                  「一ノ白昔」は、松浦史料博物館のミュージアムショップにて購入できます。

                  小缶20g入り1000円くらいだったと思います。

                  すっきりと美味しいお茶です。

                  平戸のお土産に、この銘の曰くも添えてどうぞ。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  | お茶の間 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
                  今日も平戸で庭ぐらし 玉露
                  0

                    祖母が遺した食器の中に、小さな急須やお猪口のような茶碗などがあったのですが、それは祖母が1人暮らしだったからだろう、と浅はかというか簡単に考えて、家の改修をするとき処分してしまった。。。

                     

                    知らないとは、恐ろしいことです。

                     

                    あれが、玉露の茶器だったと知ったのは、つい最近のこと。

                    昔は、普通に玉露を楽しんでいたもののよう。

                    でなければ、あんなに何種類もあるわけはなく。

                    わかった時には、たら〜りと冷や汗が滴りでるような気分であったけれど、ないものはない、です。

                     

                     

                    昔の茶器は、総じて小ぶり。

                    今、上手にお茶が淹れられないといわれる1つの原因は、煎茶碗として流通している茶碗が大きすぎること。

                    上質のお茶は、もう少し小さな茶碗で楽しむように出来ているのです。

                     

                     

                    そして、玉露は、1人分およそ10ccから多くても15ccという世界なので、お茶碗もお猪口サイズということに。

                    驚愕の少なさ、というレベルですが、これが濃厚で美味しい。

                     

                    よく、濃厚なお出汁のようだと表現されますが、私はこの表現は好きになれません。

                    お茶はお茶、お出汁はお出汁、です。

                    あえていえば、透明な抹茶のような味、というのが近いかしらん?

                     

                       

                     

                    玉露は、主に京都の宇治、福岡の八女あたりで生産されています。

                     

                     

                    このほど、八女の玉露をニューヨークに持って行こう、というプロジェクトが始まった、と今日の朝日新聞が報じています。

                    ただ持って行くのではありませんことよ。

                    ニューヨークのメディアやレストラン関係者20名を招待して、品質の高さをPRする予定、とのこと。

                     

                    パリでは、すでに玉露はコーヒーのデミタスカップに入れて、コースの最後に供されたりしているそう。

                     

                    先月は、長崎県彼杵でお茶を作っている人たちがオランダで日本茶のワークショップを開催して好評だったそうです。

                     

                    日本で、日本茶が敬遠される中、海外では着々と評価され始めています。

                    その評価が逆輸入のような形で、日本にも広まるなら、と思います。

                    だって、日本茶は、元来とても美味しいものですから。

                     

                     

                     

                     

                    今日は、朝日新聞の記事を見て、おおっ!そういえば我が家にも玉露が眠っているはず、と探し出して淹れたお茶が写真のお茶です。

                    玉露はお値段が良く、なかなか頂く機会のないものですが、1度は是非。

                    1度飲んでみると、やみつきになるかもしれません。

                    というくらい、おいしいのよ。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    | お茶の間 | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
                    今日も平戸で庭ぐらし お茶屋さんに行ったら
                    0

                      今日は、お天気もよく、用事もたまっていたので佐世保へ。

                      その帰り。

                      長崎県下でも有数のお茶の産地・世知原(せちばる)を通ったので、お茶屋さんへ。

                       

                       

                      佐世保市世知原は、山に囲まれ谷には川が流れ、お茶生産に適した条件がそろった土地柄で、全国的にも高レベルな品質のお茶を作出している地域です。

                      主流は、蒸し製玉緑茶(たまりょくちゃ)と呼ばれるお茶。

                      煎茶のようなお茶ですが、お茶の葉をまっすぐにする工程が無いため、くりくりっとした形状が特徴。

                      お味は、癖が無くまろやか。

                       

                       

                       

                      最近、急須が無い家が増えている、と言われています。

                      緑茶と言えばペットボトル。

                      コーヒーや紅茶の方が生活に溶け込んでいるかもしれません。

                       

                      でも、緑茶は本来とても美味しいもの。

                      どうにかして、美味しい日本茶を知ってほしいよね、というのがお茶屋さん達の願いでもあり。

                      「こんなパンフレット、置いているんです」、と頂いてきたのが、この写真の冊子。

                       

                         

                       

                      東京に住む博多出身の女の子の彼は、国際的なIT企業に勤めていて日本茶マニアのイケメンという設定。

                      出来すぎ、ではある。

                       

                      日本語と英語の説明つき。

                       

                      この通りにお茶を淹れれば、美味しいお茶になる、簡潔でよくわかるように解説されていまする。

                      最後に、このイケメンの彼が、

                      「愛情を注ぐとさらに美味しくなるぞ。どうだ?」

                      と、今にも壁ドンしそうな殺し文句。

                      オバサン的には、好き。

                       

                       

                      急須が無い家が増えているだけでなく、今や60歳代70歳代でも美味しいお茶を淹れることがなかなか難しい世の中。

                      これでは、美味しいお茶に接する機会も少ないというもの。

                      こんなパンフレットをパラパラとめくりながら、戸棚にしまっておいた頂き物の銘茶を飲んでみようかしらん?という気分になれば、この冊子の作戦成功、というところでしょうか。

                       

                      たまには、スーパーのお茶ではなくお茶屋さんでお茶を求めてみれば、この冊子もおまけに付いてくるかもしれません。

                       

                       

                         

                       

                       

                       

                      | お茶の間 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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