九州の豪雨のニュースは、平戸には被害が無かったものの、「気持ちエネルギー」を奪います。
朝から、湿度も高く気分が全く上がらない1日。
そのまま、1日が終わろうとしている、なう、です。
昨日、糸島で古民家再生をしている藤原建設のブログ「古民家の記」を読んでいると。
赤毛のアン(村岡花子訳)に
「困難を笑い飛ばせ、人生で、ヒューモアを忘れずに」という言葉があって大切にしておられるそう。
先日の朝日新聞の「折々のことば」にも。
壷井栄の「岸うつ波」で主人公の女性が祖母から言われる言葉として
「なにをくよくよすることがある。・・・突きとばされて転いだら(転んだら)、ついでにひとりで起き上がって歩くとこを見せてやらにゃいかん。」
「岸うつ波」を読んだことがないのですが、人間生きる上での根源的な姿勢を語った言葉です。
このような、昔の人々が生きる上での姿勢を示してくれることばには、洋の東西を問わず、気持ちをしゃんとさせてくれる響きがありますね。
ただ、とても、気になるのは。
これらの言葉が、何の役にも立たない人間関係が出来つつある現代の人間模様です。
それでも。
「折々のことば」の添え書きにあるように。
「1度きりの人生を『悔いや嘆きに終わらせてはならぬ』と心に決める」ということでしょうか。
これは、精神論だけでなく、付き合う人を変える、とか、住む場所を変える、とか、生活を変えてみる。
そういう思いきりで解決する。
自分を大切にするためには、ただ強くなることだけではないでしょう。
ましてや、人の悪口をぐずぐず言っていても何の解決にもなりません。
追い詰められた時には、気持ちが萎縮して狭くなりがちですが、そういう時こそ、枠から外へと飛び立ってみては?
そうすれば、起き上がって歩くことが出来ている自分に気づくことができそうです。