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今日も平戸で庭ぐらし その後の田助の旧角屋主屋
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    2015年11月、平戸市田助(たすけ)にある旧角屋主屋が登録文化財になったとこのブログに書きました。

    その時の記事は、こちら

     

    旧角屋主屋、何やらよく分かりにくい名称なのですが、要は角屋さんという旅館の母屋、ということです。

    明治時代の創業だったと思いますが、その後電気屋さんになったり、近年は空き家の状態がずっと続いていました。

    大きく立派な建物で、田助というかつては遊郭もあった町のランドマーク的な建物です。

    ただ空き家の状態が長かったため、荒廃が進み、よい建物であはるけれど、でもどうする?という状態でもあったのでした。

     

    それを、当時市役所で国際交流員として働いていたオランダ人のR君が、旅館をやりたいのでと買い取って住み始めた。

    そんなところが2015年に書いたこのブログの記事でした。

    その時にも書きましたが、R君、よくやったね!と言いながら皆内心どうするのよ!?と大そう心配をしたのです。

     

    そして、その時の記事は、なぜか今でも人気のある記事で、時折突然のように沢山のアクセスがあるので、びっくりすることがあります。

    R君は、その後市役所を辞め、建物に手を入れながら通訳の仕事をしたり、時折雑誌などにも取り上げられるので、そんな御縁からこのブログを読んでいただけているよう。

    R君、人気があって私も嬉し。

     

     

     

     

    さてさて、角屋主屋のその後、でした。

     

    今年、まだ寒いころ。

    屋根がそろそろ完成します、というので出かけてみたところ。

     

       

     

    おおっ!ほんと!でもまだ足場がかかっていてよくわからないね。

    又来るから、と思いつつ、椿展があり、風邪もひき、ようやく今日、晴れて完成した屋根に御対面!

     

       

     

    屋根がきれいになるだけでこんなに風格が出るなんて!

     

       

     

    旧お玄関部分の屋根の復元もできました。

    樽木がほとんど朽ちていたため、新材での復元になりましたが、3年も経てばあまり違和感が無くなるでしょう。

    近くに、伝統工法に精通した大工さんがおられて、本当によかった。

    玄関部分の復元は、まだどのようにするか、古い写真などを頼りに検討中、とのこと。

     

       

     

    海側からの様子です。

     

    R君と話をしていて、本当に感心するのは、なるべく本来の状態に近づけることを改修の基本としている姿勢。

    こうしたら利便性が高い、などの誘惑に全く動じない潔さは、現代の日本人は少し見習う方がよいのでは?と思えるほどです。

    そして、一方で現代に即した展開を見せる方がよい部分には、思いきった舵切りをする。

    一昨年平戸にいらしたアレックス・カーさんにもそのあたりは共通していて、このセンスの良さはどうやって獲得されたのだろう?と、いつも不思議に思うております。

     

    先日までオランダから御両親がみえていたそうで、特にお母さまは、来日されるたびに障子の張り替えを楽しみにしておられ(数学の先生をしておられたので、きっちりと紙を裁断して貼る!というのは性に合っているのだそう)随分手が上がり、今回は1階部分の障子が真っ白に張り替えられていました。

    お母さま、本当は日本人ではないのか?と疑いの念が湧くほどの腕、です。

     

    御両親もR君がこの建物を購入したことについては、やはり随分と驚きもし、御心配だったとも思うのですが、今回、屋根がしっかりとなった様子をご覧になられ、本当にお喜びだったそうです。

    そうでしょう、そうでしょう、お察しいたします。

     

       

     

    海岸側のティーコーナーには、沢山のタンポポが咲いていました。

    その中に、白いタンポポも。

     

       

     

    4月21日(土)、22日(日)のオープンガーデンの日には、R君の家も1部ですが、ご覧になれます。

    お楽しみに。

     

     

    ところで。

    この建物は、登録文化財になっていて、その登録名称は「旧角屋主屋」となっているので、今日のブログのタイトルもそのようにいたしました。

    ただ、「角屋」というのは初め宿屋であった時代の屋号で、その後「鶴屋商会」と名を変え今、R君の所有となっているわけです。

    ほかの登録文化財の名称を見ても、それほど初めの屋号や名称にこだわりを見せている例は少ないように思います。

    よほど、歴史的に見て、初めの名称が世の中に知られている、などの場合は初めの名称がそのまま登録の名称になる、ということもあるかとは思いますが、「角屋」の場合は、それほどの認知度があったとも思えず。

    どうしてR君の名前を付けることが出来なかったのだろう?

    日本国籍がないからなのか。

    ものすごい努力をしているR君の労に報いるような名称にすることはできなかったのか。

    申請をするときに名称を決めた行政側の冷たさを、深く感じずにはいられないのです。

     

     

     

     

     

     

    | 日記 | 22:41 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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      コメント
      絶賛子育て中さま

      希望が持てるコメントをありがとうございました!

      フラインドリーブ本店(旧ユニオン教会)のような具合ですね。

      今日、この件についてブログに追加を致しました。
      残しておかないと、私の命もいつ終わるか分からないですから。

      本当に有難うございました。
      | 今日も平戸で庭ぐらし | 2018/04/06 6:15 PM |
      淳子さま

      建物名称ですが、
      「希望する名前」(旧角屋主屋)とできます。
      大阪のおしゃれなカフェの建物でも
      「今のカフェの名前」(旧○○商会)
      のようになっている建物があります。
      ご参考までに。
      たぶん、今後名称変更も可じゃないかと
      思います。

      この建物を調査したときに、2階の床板に
      穴が開けられて、よそ見をして歩いていたら
      穴から落ちそうになった思い出があります。
      冷や汗かきました。

      あの大きな建物がこんなに立派になって。
      すばらしいですね。R氏の身長高さには
      ちょうどよい建物かもしれませんね。
      | 絶賛子育て中 | 2018/04/06 8:29 AM |
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